この国の希望になって ~ ver.2025
新年あけましておめでとうございます
年明けは過ぎ去った昨年を振り返るよりも、新しい流れの予測にウエイトをかける方が良さそうだと直感的に感じております。日本経済は緩やかに持ち直して底堅い成長が続く気配があります。社会全体に高めの賃上げが必要という共通認識があり、我々企業の設備投資は人材不足対応などを背景に拡大傾向が続くように思います。昨年発足した石破新政権は、地方創生の推進で生産性向上につながる政策を重視する方針を示しているため、離島・過疎地域への貢献を続ける弊社にとっては追い風となる雰囲気を感じております。
今年度第50期は2億円を超える大型工事の受注は無かったものの、本社のある沖縄県以外のお客様からの受注が、東京事業部を中心に6億円を超えるものと見込んでおります。また、昨年新設した第2工場は民間工事を中心に受注を拡大し、開設6カ月経過後の8月以降は100%に近い稼働率で操業を続けております。さらに、各種協力会社との連携が強化され、特に沖縄県内での耐火物工事では、計画的かつ連続性を持った施工を手掛けることが可能となり、その対応スピードは古くからお引き合いを下さるお客様方にも喜んでいただけるようになりました。また、大手機械メーカーからのお問い合わせも増加しましたので、今後の課題は、これらの受注機会を効率良く吸収するための情報共有システムとその浸透が必要になってきました。
2025年は社長を含む現有社員全員の能力を向上させることと、その中心にいる管理職上層部の連携において、弊社独自の結束を創り上げることの2点にあると感じています。そのため昨年後半からは資格取得を含む技術力向上に向けたシステムを丁寧に積み上げ、社内5部門の業務調整について様々な取り組みを行ってきました。5月の経営計画発表会ではその基本方針をシステム化して発表できるものと考えております。
具体的には、関東・東北地方での受注機会拡大を目指した設備投資として、2月に東京支社移転を計画しています。また、弊社最大の特徴である沖縄本社と東京支社の連携を深めるため、同一サーバーを活用した円滑な情報交換とDX化による管理体制を確立させます。さらにキャッシュフローの安定性を維持しつつ、就業規則の改定等による賃上げ基盤を構築し生産性強化に努めてまいります。その他新HPの公開によってお客様との接点を拡大し、地域への貢献と認知度を高めるブランド戦略を進め、経営に関わる管理職を増やし、研究開発事業では他社との技術交流を広げ、人的補強によって技術革新を促進する計画を進めます。
『住み良い豊かな“生活”環境を創る』の経営理念のもと、これまで弊社の生命線である“組織の結束”をもって地域の皆さま方に寄り添ってまいりましたが、今年はその結束の在り方を弊社の特徴を活かした方法に変えるべきと感じております。私どもが生活環境を守るために続けてきたこと、それは未来にやさしさを残していくこと。未来からありがとうと言ってもらえる仕事。「やさしさは、やがて未来になっていく。」ことを信じて、本年も改めて発進させていただきます。地域に希望を創出し、日々の成長を常とする私ども株式会社開邦工業に本年もより一層のご支援をいただき、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年1月1日
株式会社 開邦工業
代表取締役 玉寄 将
「経営理念・社是」「社訓・求める人材像」
この動画では代表取締役社長 玉寄将 が、弊社の経営理念と社訓をお伝えいたします。